夏至が過ぎた。そして今日は、梅雨の晴れ間。まさに中休み。
夕方、といっても午後4時少し前のことだが、郵便局へ向かうために家を出た。日は少し西に傾いていた。しかしながら、まだまだ暑い。暑いのは当然だ。何せこれから本格的な夏が来るのだから。
ただ、夏至の後という意識が働いたからか、それとも、雲の様子、日の差し方、そうしたものが色々に重なってそう見えたのか。この時間の光に、すでに秋の色を見た気がする。
何度も書くが、まだ本格的な夏は来ていない。しかしながら、日の光に秋を見た気になったのはなぜか。
確か俳聖松尾芭蕉だったか、冬の中にすでに春があり、春の中には夏があり……、と言ったのは。
季節とは、とにかくそうして廻るものか。
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